2016年11月18日

廃プラスチック百景その86(だろう) 使用済み発泡スチロールもうれしいであろう、化粧直ししてリサイクルへ。

洗った後の水分までふき取ってリサイクル.JPG
色々なリサイクル現場を訪問してきたけど、ここまできれいにしているのはほとんど見たことがないな

今は、再生プラスチック原料のビジネスは「氷河期」だ。とにかく、プラスチックの値段が安くて、再生プラスチックも利益があがらない。
色々と要因はあるが、極めて単純に言えば、「中国に振り回された結果」と言える。

私、別に中国に恨みがある訳ではないんです。
もうなんでも言っちゃいますが、日本のリサイクラーさんは、「高品質」「製造業の一端」という意識が強ずぎるところも少なからずあり、逆の意味でとっつきにくかった。(これは、リサイクル業界だけでなく、日本のものづくりの皆さんにも当てはまると思います、個人的に。)

廃棄物処理業界とリサイクル業界(成分調整やコンパウンドを行って需要家の要求に見合う再生原料をつくる業界)との間には、極めて近い業態であるにも関わらず、「大きな壁」がある。
ただ、今までは良かっただろう。
しかし、大口の成形加工業者が海外移転などをした結果、日本には限られた分野の再生プラスチック原料の需要家企業しかなくなってしまった。
成形加工業者の方にも「開店休業」状態のところが少なくないらしい。

だったら、今こそ、これまでのビジネスモデルを変える転機でなないかなあ。
「高品質で廉価な再生プラスチック原料を、おおっぴらに使うと公言してもよいのではないか」と。
しかも、全て高級品の「Aグレード」である必要はない。
「Aダッシュグレード」のものを幅広く使えばいい。

かつての廃棄物処理業者さんがどうだったかは知らない。
しかし、廃棄物処理業者はこの20年間あまりの規制強化で大きく業態を変えた。
歩み寄って、共働するチャンスだと思う。
「使用済み発泡スチロール箱をここまできれいにして溶融固化してリサイクルにまわす業者さんも現れているんですよ。」

posted by プラスチックリサイクル大好き野郎 at 23:45| Comment(0) | コラム | 更新情報をチェックする
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